アスファルト防水

アスファルト防水とは

合成繊維不織布や有機繊維原紙、ガラス繊維などの基材にアスファルトを染み込ませた「ルーフィング」というシートを複数層重ねて防水層を形成する方法を使うのが「アスファルト防水工事」です。
「アスファルト防水」は明治時代の末期より急激に発展し、長い間最前線で使われてきた防水工法です。それだけたくさんの実績があり、たくさんの経験を踏まえた最も信頼性の高い防水工法の一つです。
現在でもビルや集合住宅など、たくさんの建物で採用されています。
施工の際に臭いや煙が発生するので、施工場所を少し選びます。

改質アスファルト防水工事

上記した「アスファルト防水」と比較し、臭いや煙の発生がほぼないのが「改質アスファルト防水工事」です。
アスファルトに合成ゴムなどを混ぜをシート状にしたもの(アスファルトルーフィング)を使います。
改質アスファルト防水工事には大きく分けて3種類の工法があります。

熱工法

高温で溶かした改質アスファルトを接着剤として、アスファルトルーフィングを貼り合わせて防水層を作る工法です。
長所は高温で溶かした改質アスファルトを全面に貼付けるため、隙間ができず、防水層としての信頼性が高い事があげられます。
施工後にはすぐに硬化し、防水性能を発揮します。

トーチ工法

アスファルトルーフィングをバーナーであぶり、溶かしながら下地に張り付けていく工法です。
この方法だと、釜などでアスファルトを溶かす必要がありませんので、臭いや煙が発生せず、安全性も非常に高くなります。それだけ環境にも優しい工法となります。

常温工法.1 / 改質アスファルトシート防水

熱工法、トーチ工法は火気を使うため、場所によっては施工が難しい場合があります。
そういう場合は、ゴムアスファルト粘着層をコーティングした改質アスファルトルーフィングを重ね貼りし、積層していきます。
この工法は常温工法、自着工法と呼ばれています。
熱を使わないため、臭いや煙の発生が抑えられ、大掛かりな施工機器が必要ないといった特徴があります。
ですので、例えば住宅が密集している地域や狭い場所などでの施工に向いています。

常温工法.2 / 改質アスファルト塗膜防水

ゴムアスファルト技術を活かした環境にやさしいエマルジョン系の塗膜防水材とシートを併用した新しい防水工法です。
熱を使用出来ない場所や、内部の浴室防水などに適した工法と言えます。