この夏は、とある現場の地下ピットの止水工事に従事していました。
止水工事は、主に地下構造物の壁や床のひび割れ(クラック)や
打継部分、貫通配管廻りから湧き出てくる地下水を、薬剤等を
高圧注入して止める作業です。
建物内部での作業なので、天候には左右されませんが、世の中、
そう甘くはありません。
ずっと続いた長雨や、平年の1か月分の雨量が1日で降るような
記録的な大雨によって土中水位が上がり、その日止水できたはずの
箇所が、次の日には、また近くの別の場所から水が湧き出してきて
処理が必要になり、毎日いくつもある地下ピットの中を、行ったり
来たりする日々でした。
今のところ、全ての出水部を処置できているようですが、
またいつお呼びがかかるか・・・
ちなみに、外部炎天下の作業場で「空調服」を使用した場合、
服の中に外気の熱風が入り込み、しばらくは「空調服」を
着ていない時よりも暑く感じてしまうことがあります。
しかし今回の地下ピットのような場所においては、
冷たい風が送風され、優れた効果を発揮してくれました。
最近流行りの「空調服」ですが、使用場所によって
効果が違うようです。
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