「写真」と聞いていろんなことをイメージされる方が多いと思います。
以前、フィルム式カメラが主流だった頃、写真を撮る際フィルムがあと何枚
残っているのかと気にしながら沢山写真を撮りたくてもフィルムがもったいないから
慎重に一枚一枚写真を撮っていた記憶があります。
撮った写真は時間を掛けて現像しプリントしないとハッキリ確認出来ず、
皆で楽しく過ごしている状況を撮影した写真も、後でプリントした写真を見て
映りが悪く取り直したい写真があっても楽しい時間はもう過ぎていて、
同じ状況で撮り直す事は出来ず残念な思いをしたことが何度もありました。
今では、デジタルカメラや携帯電話等で撮りたい写真をどんどん撮ってその場で確認し、
撮り直しや消去が出来、その場で皆にデータ配信出することが来る便利な時代になりました。
私が担当する工事現場でも着工前写真とか工程写真・完了写真といった写真を多く撮ります。
デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能を使って撮った写真データを整理し、
工事報告写真として整理するのですが、工程写真を撮影するポイントが多ければ多いほど
写真のカット数が多くなり、また、着工時と完了時の同じアングルで撮らないといけない対比写真が
上手く揃わず写真整理する度に苦労しています。
自分で写真整理する段階の事を意識して撮影していても必要なカットの抜けや、
後で写真を確認したら提出用としては使えない写真だったことが多々あります。
そんな状況の中、撮影担当と写真整理担当が別々の現場もあります。
これは大変恐ろしく、撮影担当は「撮ったつもりだった」とか、
「ごめん撮り忘れた」などの様な状況が発生し、
整理担当は「このカットの撮影をお願いするのを忘れていた」とか
「撮影場所を間違って伝えてしまっていた」
など取り返しのつかない状況が多く発生します。
『撮る人』と『整理する人』との撮影に関する事前打合せを行う事が
大事だと身をもって体験しておりますが、
毎回違うパターンで現場入りしたのち写真整理に携わる事が多く、
同じ状況を何度も繰り返してしてしまっております。
少しでも効率が良くなるよう事前打合せに力を入れていきます。
Gypsy