いつ終息するかわからない「新型コロナ」
肺に疾患を持つ私には言いようのない恐怖である。
かかれば間違いなくお迎えが来る、まず逃れるのは難しいだろう。
そうであればあの世に行く前に、お経の一つでも覚えておこうと「般若心経」の解説
書を求める。
小難しいのを覚悟しながら読み進めると、まず 「仏とは何ぞや?」 から始まった。
仏とは、「真理に目覚め、真理の世界に到達し、真理そのものになりきった存在」 とある。
「仏」 という語は、サンスクリット語に由来し ‘‘ブッダ‘‘ を音写して 「仏陀」 とし、
それを省略したものが、 「仏」 となったという事であるらしい。
又、 「仏」 という字は、略字体であって、本来は 「佛」 と書く。
「佛」 の‘‘弗‘‘は 「あらず」 という意味の言葉であるため、「人であって人にあらざる
存在」 という事となる。
解りやすい例が、「沸騰」である。 水は100℃になると沸騰して水蒸気になる。水蒸気
は水ではない。 しかし科学的に言えば水蒸気も水も同じ H2O である。
つまり沸騰というのは、水が 「水であって水でない状態」 になったことになる。
仏 (佛) も同様に 「人でありながら人でなくなった状態」と言えるのである。
仏教の開祖(ガウタマ・シッダルータ)の生い立ちについて調べていくと、紀元前
5~6世紀の古代北インドの一部族であった 「釈迦族」 の王家に生まれたところから始まる
のだが ・・・・
ROKOKO Ⅱ