仏に学ぶ(その一)

投稿日 : 2021.03.20 / カテゴリ : ブログ

 いつ終息するかわからない「新型コロナ」

 肺に疾患を持つ私には言いようのない恐怖である。

かかれば間違いなくお迎えが来る、まず逃れるのは難しいだろう。

そうであればあの世に行く前に、お経の一つでも覚えておこうと「般若心経」の解説

書を求める。

小難しいのを覚悟しながら読み進めると、まず 「仏とは何ぞや?」 から始まった。

仏とは、「真理に目覚め、真理の世界に到達し、真理そのものになりきった存在」 とある。

「仏」 という語は、サンスクリット語に由来し ‘‘ブッダ‘‘ を音写して 「仏陀」 とし、

それを省略したものが、 「仏」 となったという事であるらしい。

又、 「仏」 という字は、略字体であって、本来は 「佛」 と書く。

「佛」 の‘‘弗‘‘は 「あらず」 という意味の言葉であるため、「人であって人にあらざる

存在」 という事となる。

解りやすい例が、「沸騰」である。 水は100℃になると沸騰して水蒸気になる。水蒸気

は水ではない。 しかし科学的に言えば水蒸気も水も同じ H2O である。

つまり沸騰というのは、水が 「水であって水でない状態」 になったことになる。

仏 (佛) も同様に 「人でありながら人でなくなった状態」と言えるのである。

 

 仏教の開祖(ガウタマ・シッダルータ)の生い立ちについて調べていくと、紀元前

5~6世紀の古代北インドの一部族であった 「釈迦族」 の王家に生まれたところから始まる

のだが ・・・・

 

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